2日遅れ

2日遅れ
親孝行 したい時には親はなし

まさにお父んの時にそれを思い知らされてるんで、昨日は遅ればせながらお誕生祝いにと仙崎・金子みすゞ記念館へ。
お母んにゃ彼女のようなきれいな心はなかったろうけど、彼女が遺した詩でひとときでも童心に帰ってもらえればと。

金子みすゞという女性。
彼女の詩には万物に対する分け隔てない愛しみがある。
読めば心の琴線に触れる。揺さぶる。
彼女が辿った生涯も、没後半世紀も経ってからやっと世に知れることとなったという四百を超える詩の逸話もが。

自分が小学生のとき、彼女の詩を習うことはなかった。
「よみがえる 幻の童謡詩人」との見出しで、彼女の未発表作品がみつかったとの記事が朝日新聞に掲載されたのが昭和58年12月。
10歳のとき。
今では授業で教えられているそうで、甥っ子が彼女の詩を口ずさんでた。
自分もあのとき教わっていたなら、もっとまともな大人になれたであろうに・・・ちょっとしんみり。

と、その後は川棚:瓦そばのたかせで食事。ちょっと贅沢に鰻の蒲焼・松茸の土瓶蒸を添えて。
  たかせ


実はこの日の朝、前夜熱を出してお泊りを断念させられた甥っ子(次男)に新型インフルエンザ感染が発覚。だもんで姉一家は強制隔離。
  隔離
熱が38.6度もあるというのに、それでも我が家に泊まると言い張ってたらしい・・・。
敵味方を選ばぬ生物兵器ぶりに驚愕! 心を震わす。(--;)

そんな事情もあって、やむなくこの夜はしんみりと切り売りのケーキ。
これに66本は立たないんで、数字の蝋燭を。あと2日遅れなんで2本の蝋燭を心ばかし追加。
  66歳+2日


【金子みすゞ記念館】

【金子みすゞ 詩集】

【瓦そば たかせ】

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