硝子の靴

硝子の靴
たくさんの花を抱えて、嬉しそうだった彼女の笑顔
自分には捧げるものが何ひとつなく、ただそれを見てるだけだった夜

なんだか彼らに負けたくなくて、購入したもの
目立つことなく、重すぎず

これを差し出したら、彼女は曇りのない笑顔で応えてくれるだろうか


すっかり時機を失ってしまい、日に日に重くなっていくだけ

押し潰される前にいっそ、打ち砕いてしまおうか

name
email
url
comment