週の終わり

このひとはいったいいつまで、自分にとって一番なんだろう。気が遠くなる。
髪を結った姿についつい惹かれ、視界に入る彼女、
にっこり笑った素敵な笑顔は、もう随分と見てもないのに。

時折はしゃぐような笑い声が聞こえてくると、すごくみじめな気持ちになる。
その笑顔は自分に向いてはいないのだから。

他に代わるひともいなくて、逃げ出したいのに、逃げ出しきれず
この週もようやっと今日で終わる。

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