そこにいること

ここ数日してたマスクを外した彼女は綺麗さを増して、そこにいると思うだけで心乱れる。

周囲の如何なる存在をも、疎ましく思う。

狂っている。
もう他の誰にも、惹かれなくて惹かれたくもなくて。

もしも世界で二人だけになったとしたら、この心を覆うのは絶望でなくきっと歓喜だ。


ただ眺めてるだけといういまの自分が、無性にみじめで耐え難い。

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