(untitled)

みつめたいと思って、目があった。彼女は微笑んだ顔で、ほんの数秒。

もうずっと以前からだけど、彼女は会うたび綺麗になってる。確実に。

そう気付いて、その通りでないと思ったのはたった二度だけ。
どちらも振られて、次にみたとき。まるで人を殺めてしまったかのような、哀しい顔をしていて。

懲りずに自分は、彼女に罪悪感を負わせようとしている。
しつこく


張り裂けそうになる。
それでも愛おしくて、打ち明けたい。

もう最後なのだと誓って。

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