100円玉

100円玉
彼女の手を介して返ってきた、課内の積立金の只のお釣り
ただそれだけの、何の意図もない

「遅くなってすみません」という彼女の言葉とともに返されたこの100円玉。
はした金って感じに、敢えて大事にせず財布にも入れず。

ほんとは特別な価値を感じてしまって、他の小銭とは混ざらぬようにと


止めろ止めろと思いながらも、まだ拘ってる。

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