だがし

だがし
『駄』菓子だなんて呼び方は、偏見に満ちてはいないか。

十分なお金なんて持てない幼少時、お小遣いの50円をもらうたび小躍りしながら駆け込んでた近所のお菓子やさん。
わくわくさせる魅力的なものがたくさんありすぎて、限られたお金のなかでどれを買おうかいつも頭を悩ませてた。

そうして
じいちゃ〜ん、これください!って言ってお金を払うたび、
じいちゃん店主は、まだ子どもな自分に対しても「まいどおおきに!」って威勢のいい返事を返してくれた。

けれどある日ばあちゃんが店番をしていて、お金を払った時に奥の座敷にいたじいちゃんが血相変えてすっとんできた。

「この家の主人でもないのに、いまばあさんって呼んだ」と言いがかり。
そんな店主をばあちゃんは笑いながら「ちゃんとばあちゃんって呼んでくれたよ」となだめすかして。

「ばあさん」と「ばあちゃん」、このじいちゃん店主にとっては、その呼び方に大きな隔たりがあるのだなと学ばされた。




って、そんな訳あるか〜い! (ノ゚Д゚)ノ⌒┻┻
当時まだ幼かった自分は、憤懣やる方なく泣き寝入りの体でトボトボと家路についたのでありましたとさ。

そんな良き(^^; 時代の記憶を呼び覚ます。
そんな力を持ったお菓子が、果たしてこれまでの人生で他にあっただろうか?


PS:うまい棒10円、大好きなカ〜ルが高嶺の花だった自分には、その登場は衝撃的だった記憶がある。
 と、いまではキャンディにまでなっちゃって(^^;
  うまいキャンディ
60本入りを、どーんと大人買いしたったわ(^-^)v

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