がらくた

がらくた
昨夜は年賀状の女性との呑。
もうひとり一緒に呑むはずだったY氏は突然体調を壊し、前日から検査入院だとか。連絡もなく。自宅に電話して。
それで二人きりで。

もう惹かれたいとかそんなではなくて、好き合って一緒になった人達が別れるというのがどういうことなのか、どうしても知りたくて。

実はこの女性の旦那さんも我が社の社員、ひとつ前の部署が同じで一緒に呑むこともあった。自分なんかと違って呑んでも乱れない紳士的な男性。他人を批難することもなく、女性にだらしないとかいうこともない、いい旦那さんだったはず。だのに何故かと。

別れをきりだしたのは女性の方で、曰く「自分でもよく分らないけど、一緒に暮らしてて帰ってきた時の足音なんかが気になりだして・・・」
涙はないけどなんかしんみりと。寂しい気分になった。


早々に別れ、その後は呑んでる最中しきりに電話がかかってた前の部署の課長と同僚に合流。

スナック我楽多。なんか今の自分にしっくりくる名前。
スナックなのに座敷があって、そんなでここも年末からちょっと来てて。

週半ばだっけ、ここのママちゃんに同僚経由で紹介話を持ちかけられてて、相手は日曜にも会いにくるつもりなのだと。
すでに課長と同僚は大盛り上がり。相手の女性は大分のひとで看護婦さん・29歳。これはもう、看病してもらうしかないじゃないかと。

人の気も知らないで。
「他に愛おしく想うひとがいます。もう二度も振られてますけど。」
とても言えない。

でもそんななか、自分の事のように喜んでくれて、酔っ払いながらママちゃんに「よろしくなー。こいつはホントにいい奴なんよ。」しきりに繰り返す課長の言葉が嬉しくもあって、これを断る理由も見つけれなくて。


明日、会いに行きます。
駄目なのに。


  
今朝は目が覚めたら課長の家だった。
いろんな人の情けに、自分は生かされている。

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