アルバイトさんのこと

アルバイトさんのこと
うちの職場に配属されてるアルバイトさん、月末をもってお別れ。

勤務時間中、周囲の社員がくだらない無駄口叩いてる時もそれに乗ってくることなく、黙々と与えられた仕事をこなしている姿にはほんとに脱帽。
会話のない職場も考えものだけど、たぶん自分らはぬるま湯に浸かりきってしまってんだろうなぁと考えさせられた。

そのうえ昼休み、自分には到底理解できそうもない難しそうな英語の本を開いて勉強もしてる。

でもだからといって、近寄りがたい生真面目な女性という訳ではない。話してみるとけっこう気さくな人柄。
社員が勧めたお菓子のおすそ分けには「体質改善中なので・・・」と遠慮、「えー、ドコを改善する必要があるのよー!?」ってちょっと不思議ちゃんな一面も。

お願いした資産データの整理、渡した資料は紙面にみっちり小さな印字だったのに、嫌な顔ひとつせずさらりとやってくれた。(ウチの社員に任せていたら、間違いなくブーイング連発だろう。実際のとこ係長なんか、年度当初から全件データも渡しとるというのに「字が小さいで見る気がせん。」と放置したまま。内在する問題を認識しようとの姿勢さえ見えない。これも手前の担当の範疇だというのに。)
怪しいものは勝手に判断することなく、問題があったものにはきちんとメモ書きが。当然できあがった成果は丁寧な仕上がり。

「もう仕事ないですかぁ〜」

単純作業ではあれど、その仕事ぶりはとても速くて、かなりの件数をお願いしても次は次はと催促されるほど。
あまりの速さに正直なトコ、しまいらへんにはこっちゃライオンに追われるウサギのような心境だった。

それももう終わり。
担当業務、彼女が来てくれたおかげで頭を抱えていた深刻な問題の一つが解消されつつある。


美人でスラリとしたスタイル、話せば愛想よく物腰も柔らか、テキパキしつつも気のきいた丁寧な仕事。そのうえ歯並びもうなじも綺麗とくれば、世のオトコ共は放っておかないんだろうなぁ。(あ、一部に個人的価値観入っちょります(^^; )

なんでこんな素敵な女性が、我が社なんかでアルバイトの座に甘んじていなければならないのか?
挿げ替えて損のない社員なんて辺りにゴロゴロしてる。
彼女自身ここで仕事して、景気低迷の波風をもろに受けてる自身の境遇がどれだけ納得し難い不幸に思われた事だろう。

こういう人にこそ、本当に幸せを掴んで欲しいものだとつくづく思う。

今後は社内で別の部門に配属されるけど、どうかくだらん社員に引っかかりませんように。
我が社、(自分を含め)ろくな社員がいないんだよなぁ。

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